チョークとは

【用語集】

チョークは「冷えたエンジンを始動しやすくするための装置」です。
あまりに今更感はありますが、昔は車にもバイクにも付いてましたが、若い人は馴染みがないかもしれないので一応書いておきます。
以下の手順と注意点を参考にしてください。

←コレがチョークの開閉を表す記号

  • チョーク閉 =空気の通り道を狭くする ➡️ ガソリンが濃くなる
  • チョーク開 =空気の通り道を全開にする ➡️ 通常の濃さ(混合気)に戻る

チョークは、主にキャブレター(気化器)を搭載したエンジンにおいて、冷えている状態での始動性を高めるための機構です。英語の「choke(息を詰まらせる)」という言葉の通り、空気の通り道を一時的に制限する役割を担います。

1. なぜ必要なのか?

エンジンが冷えている時はガソリンが気化しにくく、そのままでは混合気が薄すぎて点火・燃焼しにくい状態になります。そこで、一時的に空気の量を減らしてガソリンの濃度を高める(濃くする)ことで、エンジンがかかりやすい環境を作ります。

2. 開閉の意味と役割

  • 閉じる
    • 状態: 吸気口を狭くし、入ってくる空気を制限する。
    • 効果: 燃料が濃い混合気になり、着火性が向上する。
    • タイミング: 冷間始動時。
  • 開く
    • 状態: 空気を通す穴を全開にし、通常の空気量にする。
    • 効果: 適正な混合比になり、スムーズな連続燃焼が行われる。
    • タイミング: エンジンがかかり、暖機運転が済んだ後や通常時。

3.使い方

  1. スイッチをONにします。
  2. プライマーポンプ(燃料を送る透明なボタン。)がある場合は、説明書に従い数回押して燃料を送ります。既にポンプ内に燃料が満ちている場合は不要。
  3. チョークレバーを「閉(CLOSE/CHOKE)」にします。
  4. スターターロープを引きます。エンジンが一瞬「ボボッ」と反応する「初爆」があるまで引きます。
  5. 初爆したらすぐにチョークを「開(RUN/OPEN)」または「半開」に戻します。(※ここが最も重要なポイントです)
  6. 再度ロープを引いてエンジンを始動させます。

4. チョークを使ってはいけない時(温間始動時)

エンジンがまだ温まっている状態(作業中の中断や給油時など)でチョークを閉じると、燃料が濃くなりすぎて「かぶる(プラグが濡れて点火しなくなる)」原因になります。この場合は、チョークは「開」のまま始動してください。

要は、
始業時や休憩後、普通にスターターロープを引いてかからなければ「閉」にして初爆→「開」にして再度スターターロープを引いて始動。
まだエンジンが暖かい時は、チョークは弄らずに始動。
チェーンソーも刈払機も同様。

尚、チョークの位置や形状、「半開」の有無などはメーカーや製品によって違います

一例として…
左からゼノア、シュティール、ハスクバーナ

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